〝テキスト音声読上げ〟評価用プログラム
🔰みんなに役立つ
バリアフリー・ユニバーサルデザイン
発刊にあたって
近頃は健常者・障害者・高齢者等だれにでも使いやすいバリアフリー・ユニバーサルデザインの施設や商品が増えてきました。中には健常者にも使いやすさが増した物もありますが、なぜそのようなデザインになっているのか分からないという|方(かた)も多いかと思います。
そこでこの度、バリアフリー・ユニバーサルデザインについて紹介する解説書を点字・墨字合本で作成いたしました。健常者、障害者、高齢者等が共に生活する環境を作り上げるため、多くの方に一読いただければ幸いです。
最後に本書の作成にあたり、ご助成賜わりました一般財団法人日本宝くじ協会並びにご協力いただいた皆様にお礼申し上げます。
📍美しい日本語を次世代に引継ぐ…
この度、障害者差別解消法に対応するために音声読上げプログラムを開発しました。
スマホはあなたの名前を正確に読んでくれますか。
〝音声読上げ装置〟開発の経緯【佐藤幸治】
スマホで自分の名前をメモに書くときには辞書を利用して候補から選ぶという行為を行います。
作成した文章を読み合わせのために「コントロールパネル」から「アクセシビリティ」の音声読上げ機能スイッチをオンにして、文字列を選択して「読上げ」を開始してもユーザー辞書は対応しません。
佐藤幸治は〝サトウ ユキハル〟と読上げるのです。
日本語特有の問題、漢字は音読み、訓読み、更に〝当て字〟まであるのですから開発者も対応できなかったのでしょう。
OS(オペレーティング・システム)レベルで日本語の読上げができないのであれば、創るしかありません。
そこで漢字の読み仮名、いわゆる〝るび〟に着目しました。
通常の文章はそのまま読上げ〝るび〟が振られている場合は〝るび〟を優先して読上げれば可能になります。
最初に開発された〝音声読上げ装置〟は『スピーチオ』です。
その読上げルール(テキストフォーマット)は
佐藤幸治 → 佐藤(幸治:コウジ)
(:)【半角】
青空文庫の場合は
佐藤幸治 → 佐藤|幸治《こうじ》
|《》【全角】
基本的にはこの二種類のフォーマットに対応すればテキストの音声読上げは可能になります。
因みに(ことせかい)の場合は
佐藤幸治 → 佐藤|幸治(こうじ)
|()【半角】
OSのパッチは難しいので、アプリを検討しました。しかし、現在、スマホのOSは「iOS」 と「Android」があります。「ブラウザ」なら、リソースが共有できるため、「JavaScript」で開発しました。従いまして、現在の〝音声読上げ装置〟はテキストをダイレクトに読上げることが可能になりました。
私の名前は佐藤|幸治(こうじ)です。
〝るび〟通り正確に読上げることができるようになりました。